「松田遼司の東大式糖質制限グルメダイエットレシピ」では料理を簡単に、美味しく作れる8つの原則を用意しています。4番目にあげたいのが「甘い素材やスパイスと辛い素材やスパイスを必ずからみ合わせることでシナジー効果を出し1+1=4にする」です!
1.松田遼司の東大式糖質制限ダイエットレシピミニ知識すき焼きには隠し味として砂糖を使う!
すき焼きは関東では割り下を使いますが、基本は醤油、お酒にみりん、砂糖です。関西ではお砂糖を直に使い、その後にお酒と醤油を加えます。美味しさの秘密は辛い醤油に甘い砂糖やみりんが加わり相乗効果を出しているからです。
科学的な説明は省略しますが、鰹節のグルタミン酸と昆布のイノシン酸の相乗効果により、鰹節と昆布の両方を使えば最高の1番だしが出来上がるのと同じ原理と考えればわかりやすいと思います。
2.松田遼司の東大式糖質制限ダイエットレシピミニ知識甘味と辛味を組み合わせるのは万国共通!
甘味と辛味を組み合わせて相乗効果を得るのは日本に限った話ではありません。
例えばお隣の韓国のプルコギでは、辛い醤油や赤唐辛子だけでなく、甘い砂糖やリンゴが加わっています。
中国の四川地方の地方料理にも関わらずカレーのように日本で愛されている麻婆豆腐では赤唐辛子や四川豆板醤、花椒(中国山椒)、ラー油、塩、胡椒の辛味、酸味に甜面醤(甘味噌)、紹興酒の甘味もちゃんと含まれています。
地中海風サラダもオリーブオイル、バルサミコ酢、レモン汁、ニンニク、塩、胡椒が基本ですが、これでは辛味と酸味だけで最高に美味しくありません。パルメザンチーズとはちみつなどの隠し味の甘味を加えることで、レストランの味が再現できるのです!
3.松田遼司の東大式糖質制限ダイエットレシピミニ知識甘味と辛味を引き出すのはスパイスやソースだけでなく、素材やお酒も重要!
甘味と辛味の相乗効果というと上記のようなスパイスやソース、ドレッシングに目が行きがちですが、素材自身も重要です。
トマトとモッラレーラチーズをスライスしたものにバジルの葉を載せてオリーブオイルや塩、胡椒で味付けするイタリア南部のナポリ周辺の地方料理だったカプレーゼ。地元産のトマトとモッツァレラチーズを使用した18世紀から伝わる伝統料理です。
これも酸味の強いトマトではなく甘いフルーツトマトを使うことで甘味と辛味の相乗効果が生まれ、某イタリアンレストランの看板商品となりました。さらに、熟成させたトロミのあるモデナ産の本物のバルサミコ酢(かつてはアメリカのDEAN & DELUCAの看板商品でした)、またはそれに似せたバルサミコクリームなどの砂糖やコンスターチを加えたバルサミコ酢、そしてその他の甘い隠し味を使うことで、自宅でも簡単にレストランの味が再現できます!
また、お酒の効果も見逃せません。上述の紹興酒やステーキにかけるブランデー、「松田遼司の東大式糖質制限グルメダイエットレシピ」で多用するシシリア島産のマルサラ酒などは辛味のある料理に甘味を加えることで相乗効果を引き出してくれます。
糖質制限ダイエットを長続きさせるためには、スパイスやソース、ドレッシングだけでなく、素材やお酒にも気を配りながら甘味と辛味の相乗効果を引き出してきましょう!
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