FX初心者向け入門・始め方と口座比較

順張り

英語ではtrend following(トレンド・フォロイング)と言いますが、日本ではなぜか英訳はmarket follower(マーケット・フォロワー)としているサイトが大半でした。なぜでしょうか?

 

直訳すると、どちらも日本語になっているトレンドをフォローするという意味ですから、流れに乗る投資手法となります。極めてシンプルで、相場が上昇基調の時には買いを入れ、下落している際には売るということになります。

 

FXの世界では逆張りよりも順張りが王道と言われています。相場がブレイクしたときに、レンジ相場トレンド相場に変わった時に、その流れに乗るのが簡単だとされているためです。システムトレードを主体とするヘッジファンドの代表ともいえるCTAもこのトレンドフォロー型を基本としています。

 

FXにおいては、スイングトレードでさえ長くても数ヶ月です。株のように、何年もポジションを塩漬けにすることはありません。ブルーチップ銘柄やトヨタ自動車など日本の大手企業の株価と異なり、1年後の為替レートを予測することは不可能だからです!そして、ボラティリティが激しい上にトレンドが長く続くので、逆張りでどんどん取引量をふくらませると、損失が増え続け、退場に追い込まれていしまいます。トルコリラ円を逆張りしていたならば、あっという間に退場となっていることでしょう。

 

株式取引のように数年も我慢していたならば、FXでは間違いなく退場ということです。反対に、元プロディーラーの解説をメルマガやブログで読んでいると、株式経験者からすると「ここまで下げたのにここから売るの?」と戸惑うことが多いと思います。株式の常識では大きく下げたら押し目買いや逆張りだからです。しかし、FXの場合はトレンドがどんどん加速していくので、逆張りどころか、ピラミッティングで買い増すのです。正反対のトレードとなります。

 

それだけ、順張りが有効だということです。FXから投資に入る方の方が株式を経てFXを始める方よりも投資成績がよいのはこの株式とFXの習性の違いからでしょう。特に「ショート」と呼ばれる売りの動きは早いのでショートと呼ばれるわけで、買いが主体のミセスワタナベはどんどん逆張りで対抗して、退場となってしまうわけです。

 

FX入門者や初心者で株式投資の経験がある方は、逆張りではなく順張りで攻めるように早く慣れてください!アベノミクスを思い出してください。株式ではあのようなわかりやすいトレンドは珍しいですがFXでは普通なので、順張りが有効なのです。

 

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