FX初心者向け入門・始め方と口座比較

騙し/ダマシ

英語ではfake out(フェイクアウト)です。株や為替などのテクニカル分析の中でも特にFXで使われる用語です。相場がサポートラインレジスタンスラインボリンジャーバンドなどをブレイクしたといったシグナルが出たためにエントリーしたところ、相場が予想と反対の動きをするというものです。「騙された〜」となるため、日本では騙しと呼ばれています。

 

騙し/ダマシはプロを含めた多くのトレーダーが重要なポイントと思っている場所をブレイクしたことになるため、参加者が多く、動きが加速化し大きな損失に繋がることが多いです。

 

また、今井先生が後述されていますが、CTAなどのプロの投資家が使用している大規模な自動売買プログラムがこうしたチャート上の重要ポイントを狙っているため、以前より騙し/ダマシが増えているとのことです。

 

FX入門者や初心者はもちろん、せっかくチャートを読めるようになったと自信をつけた中級者も騙しには多く引っかかることになります。

 

NZD/JPY日足

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

例えば上手のキウイ/円の2021年12月16日にはBOEが予想外の利上げを行い、FOMCも無事通過しリスクオンとなり、ローソク足はEMA21という短期移動平均線どころかEMA200という長期移動平均線も超えました。右から4番目の十字足となっている陽線のことです。しかし、翌日の17日金曜日には株式も大きく下げリスクオフに戻りEMA21を下回ってしまいました。典型的な騙しですね。

 

その後20日にはダブルボトムをつけており、前回のボトムよりも高い位置にあるので、もう一度超えれば買いとなるのですが、このように騙しが頻発するので慎重にならざるをえないです。特に今週はクリスマス休暇で市場参加者が少なく、ヘッジファンドに狙われるとボラティリティが大きくなるので、終値でEMA200を超えるまで待つほうが賢明でしょう。

 

必ず逆指値注文を入れる習慣をつける、入れていないときは反対に動いた場合はこれは騙し/ダマシだと考え、すぐに損切りして手仕舞いをするように心がけましょう!勇気を持ってクローズできるかどうかが運命の別れ道です!FX入門者や初心者の方は特に心がけてください!

 

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