スイングトレード
英語ではswing trading(スイングトレーディング)。数日から数週間の間ポジションを維持する中期のトレード手法です。日本では数ヶ月の場合もスイングトレードと呼ばれることもあるようです。
ちなみにアメリカでは、数週間から数ヶ月、時には数年のポジションを持つ投資法はposition trading(ポジショントレーディング)と呼ばれ、区別されています。
途中には当然、アップダウンがあり、含み損を抱えることもあるので、我慢が必要となります。反面、デイトレードと異なり1度に100pips(円がらみの取引の場合は1円に相当する)以上の大きな利益を目指しますので、ポジションをより少なくして含み損も大きくならないようにするなどの工夫が必要です。
例えば、100pips予想と逆に相場が動いても損切りにならないようなレベルに逆指値注文を置けるように、ポジションを調整するということです。
デイトレードが30分足までを使用していたことからお分かりいただけると思いますが、スイングトレードでは1時間足、4時間足、8時間足、日足や週足を指標として用います。運用期間が数日から数週間(日本では数ヶ月)と幅がありますので、使われる指標にも幅があるということです。
デイトレードという言葉が一般にも流布しているので、FX 入門者や初心者の方はFXではデイトレードが主流だと思われていたかもしれませんが、プロの間では実はこのスイングトレードが一般的です。また、相場に張り付けないサラリーマンの方にもオススメです。この「今井雅人によるFX初心者のための入門・始め方と口座比較」もスイングトレード中心に解説されてます。
ただし、スイングトレードに固執していると損が膨らんでしまいます。例えば2021年11月第1週はBOEが予想外の利上げ見送りとなり、その後一気に円高・米ドル高が進んでいます。中長期的な見通しはインフレなので豪ドル/円をスイングトレードでロングしていると、どんどん含み損が多くなっていきます。
そのため、スイングトレードを行うメイン口座の他にデイトレで短期的にはショートをするためのサブ口座が必要となるわけです。同じ口座でロングとショートを両建てすると、せっかくの短期的な損失に目がいってしまし、スイングトレードでのロングを解消し、結果的に損してしまったということになりかねません。
FX入門者や初心者の方は、少なくとも2つのFX会社に口座を開設することを心がけてください!
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