VIX/VXN指数・恐怖指数
英語ではCBOE volatility index(シカゴ・ボード・オブ・エクスチェンジ・ボラティリティ・インデックス)であり、シカゴオプション取引所(Chicago Board of Exchange、シカゴ・ボード・オブ・エクスチェンジ)によるボラティリティの指数が直訳となります。シカゴオプション取引所によるS&P500を対象にしたオプション取引のボラティリティを対象に算出している指数を指します。それに対してナスダックを対象とするのがCBOE Nasdaq Market Volatility Index(シカゴ・ボード・オブ・エクスチェンジ・ナスダック・ボラティリティ・インデックス)です。
日本にも日経平均オプションを対象としたVIXJ指数や日経平均ボラティリティー・インデックスがあります。
このVIX/VXN指数が高いほど相場の不透明性と株式相場の暴落の危険性があるため、日本では恐怖指数とも呼ばれます。
2016年以降はゴロディロックス相場と呼ばれる安定した低成長相場が続き、2017年にはVIX指数も10を切る歴史的な低値が続いており、投資家が安心してVIXを購入していました(ETFの一つとして購入も可能)。
しかし、2018年2月に米国の金利上昇懸念からVIX指数が急騰し、米国株式市場が急落しました。2018年9月現在は、2月と同程度まで金利が上昇してきましたが、VIX指数は低位安定していますが、米国長期金利の動きには注意が必要です。
VIX指数が22.5以上になると要注意とのことです。2018年12月第1週には22.5を超え、米国株式市場ははダウ、S&Pともに年初来安値圏まで下落しました。その通りの結果となっています。
その後はパウエル議長の利下げ路線への転換で急落し2019年の米国株は最高値を更新して2020年を迎えています。
新型コロナウイルス流行後は、どこまで上昇すると危険なのかがわからなくなっています。
しかし、その上昇は急激な円高という形でFXにも影響が出るので、FX入門者や初心者の方もこのVIX指数をウォッチする習慣をつけましょう!そして最近流行しているCFDにおいては、GMOクリック証券ではこのVIX/VXN指数を取引できます。ただし、高すぎると思って売ろうとしても禁止期間となっており、取引できない場合があるので注意が必要です。また、毎月の限月の期間には調整が入るのでその期間は避けるほうが賢明でしょう。
VIX/VXN指数が低いときに、今後リスクオフ相場になると踏んだときに買いをいれるのがFX入門者や初心者の方にはおすすめです。ただし、ボラティリティが大きいので、あくまでも少額に留めましょう。分散投資の中では1%とか、多くても5%というところでしょうか?
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