FX初心者向け入門・始め方と口座比較

証拠金

FXは外国為替証拠金取引と呼ばれています。商品を購入する際に代金を払うのと同じ理由で、この証拠金をFX口座を開設したFX会社に振り込むことで、初めて選んだ通貨ペアのトレードを行うことができるというわけです。

 

英語ではwarranty(ウォランティー)で、アメリカのカジノでブラックジャックを経験した方ならばわかるでしょうが、ゲームの前に差し出す担保であるチップもこう呼ばれています。

 

証拠金にはFX会社に預けている金額を表す受入証拠金ポジションを維持するのに必要は必要証拠金受入証拠金に現在の損益を加味した有効証拠金などがあります。

 

現在は最低取引は1万通貨からというFX会社が殆どです。1ドル=110円とすると、レバレッジが1倍だと110万円かかります。現在の法律では25倍までのレバレッジが可能ですが、「今井雅人によるFX初心者のための入門・始め方と口座比較」では5倍程度のローリスクをお勧めしています。5倍ですと110÷5で22万円の証拠金が必要という計算になります。

 

他の比較会社が勧めているように25倍のレバレッジで1万通貨の1ドル=110円と仮定して取引をするとどうなるでしょうか?

 

必要証拠金が110÷25の4万4千円しか必要がないのは事実です。しかし、4万4千円で1万通貨の取引を行うと、1銭相場が動くと0.01円✕1万通貨✕25(レバレッジ)で2500円ものお金が動くことになります。入門者や初心者の方がドル円を買ったとすると通常は証拠金維持率が20%になると強制ロスカットされることとなります。44000円✕20%=8800円になった時点です。44000ー8800=35200円ですから35200÷2500=14.08銭、往復のスプレッドを0.6銭とすると、13.5銭動いた時点でゲームオーバーです。

 

入門者や初心者の方が、44,000円の証拠金で1ドル=110円で1万通貨を購入して1ドル=109.86銭になった時点で20%である8,800円を残して強制ロスカットにより、終了となるわけです。14銭動くのには数時間あれば十分でしょう。

 

このように相場が予想と外れ、しかも大きく変動した場合は必要証拠金が不足します。その場合通常は追証を差し入れるか、損切りをしなくてはなりません。行わないと強制ロスカットになるわけです。

 

上記の説明でおわかりいただけたと思いますが、FX入門者や初心者の方は、証拠金には余裕を持ち、レバッレッジは2〜5倍に抑え、一度の取引での損失を証拠金の2〜3%、最大でも5%などのルールを守り、逆指値注文を必ず入れる習慣を身につけましょう!

 

FXでもっとも重要なのは、市場から退場させられないことなのですから!

 

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