スクエア/フラット/ノーポジ
英語ではsquare position(スクエアポジション)です。square(スクエア)は家の広さを表す平方メートルをスクエアメートルと呼ぶように、元々は正方形のことを指します。そこから転じて、まっすぐな、正直な、公平な、という意味もあります。
この公平なという意味から転じて、FXの世界ではポジションが偏っていないということを指します。
そういうわけで英語では、ポジションを持っていないこと、ノーポジも同じsquare position(スクエアポジション)と呼ばれていますが、日本では同じボリュームで両建てにして、収益に影響がなくなるようにすることがスクエアと呼ばれ、ノーポジとは呼びませんでした。しかし、近年はノーポジにすることを、「スクエアにします」というように変化してきています。
同義語にフラット(flat)がありますが、フラット(flat)は平らにするという意味ですので、ポジションの偏りを無くすということを指すようになりました。
FX入門者や初心者の方は、どちらに相場が動くかわからなくなった時は投げ売りしたり踏み上げられないようにポジションをスクエアにすることを心がけましょう!
ノーポジは和製英語で、no position(ノーポジション)がそのまま日本語となったようです。ポジションがNO=ない、つまり、ポジションを持っていないことを意味します。略してノーポジです。
プロのトレーダーはこうやってリスクヘッジをするわけです。トレンドが見極められたら、例えば上昇トレンドならできるだけピークで買い戻してポジションを売りポジションだけとし、その後の下落トレンドで売りポジションを外せれば儲けることができるわけです。
ただし、ピークを見誤り低値で買いポジションを外し、その後踏み上げに耐えられなくなり高値で売りを外すと、反対に損を出すこととなります。やはり相場感が重要ということですね。
休日の間になにかイベントが起きて月曜朝から相場が一気に動くことがあるので、FX入門者や初心者の間は、金曜日夜には一度ポジションをフラットにするべきでしょう。プロでも初心者の場合は、必ず、金曜日の退社前にはノーポジにすることが義務付けられているのです。まして、アマチュアの入門者や初心者の方は言わずもがなですよね?
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