リセッション/景気後退
英語のrecession(リセッション)がそのまま日本語となりました。欧米ではGDPが2四半期連続してマイナスになった状態と定義されていますが、日本では毎月公表してされる景気動向指数であるDI(ディフュージョン・インデックス)値が50%を下回る状態とされています。
日本では景気後退とも呼ばれます。本格的に景気が沈滞する不況までの状況には至っていない景気循環の中での浅い谷間または景気の山である好況から谷である不況に至る局面のことを指します。
前者の場合は単なる踊り場好況時における踊り場な訳ですが、後者の場合は不況につながることになるわけで、より深刻です。マイナス成長が3四半期で終了するのか、それとも1年以上続くのかの見極めが必要です。
つまり、GDP成長が2四半期の間(6ヶ月間)マイナスでも、翌月からはプラスになることもあるわけで、メディアが発表したリセッション入りしたという段階では、それほど、ひどい状況ではないということです。
FX入門者や初心者の方は、不況(デプレッション)と混同しないように気をつけましょう!
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