CFD/差金決済取引
英語ではcontract for difference、その頭字語がそのまま日本語となりました。和訳すると、差金決済取引となります。証券や物ではなく、現金で差額が支払われる先物取引を指します。
世界各国の株式指数や個別銘柄、金や原油などの商品から債券やREITまであらゆる先物取引で扱われる商品が取引の対象となります。レバレッジがかけられ、証拠金を担保とし、売りからも入れる点はFXと同じです。ただし、銘柄ごとに取引時間やレバレッジ率が異なるので注意が必要です。
例えば、日経225先物の取引単位は通常もラージでは先物価格の1000倍、ミニでも100倍なのに対し、日経平均CFDは10倍と取引単位が桁違いに小さく、ナンピンも可能なので、入門〜初心者には安心です。
また、日経225先物は3ヶ月という売買期限があり購入した商品の限月と呼ばれる通常が取引量が多い3ヶ月以内に、つまり12月に購入すると3月第2週目の金曜朝の価格、3月3週目以降ならば6月、9月、12月などのメジャーSQで強制決済されてしまいます。
それに対して、CFDは無制限です。そのため、株式同様に塩漬けが可能となっています。
買いポジションを持っているとして、何かのイベントで下落したが今後は上昇すると予想していても、225先物では泣く泣く売らざるを得ないが、CFDではそのままホールドできるということです。
購入価格の刻み幅もラージの10円、ミニの5円に対しCFDは0.1円であり、成り行き注文の際もCFDはより低い値段でポジションを持つことができます。
取引時間もCFDは海外市場がオープンしている間は取引できますので、日経がクローズした後の1時間取引ができない先物と異なり、基本的に24時間取引可能となっています。
「ABSの今井雅人によるFX初心者のための入門・始め方と口座比較」では分散投資をおすすめしているわけですが、FX入門者やFX初心者には特に安全性という意味から、日経225先物よりも日経平均CFDを推奨いたします。
また、繰り返しになりますが、日経だけでなく米国株式平均などの海外の株式のCFDも購入可能であり、米ドル買いのリスクヘッジで金を売るなど、分散投資を多様化することができる点でもおすすめです。
CFD取引においてはGMOクリック証券が種類も豊富で、現時点では他社に先んじているといえるでしょう。詳しくは下記のページを参照ください。
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