MACD
英語のMoving Average Convergence Divergence(ムービング・アベレージ・コンバージェンス・ディバージェンス)の頭字語です。そのまま日本語となりました。短期と長期の2つの指数平滑移動平均線(EMA)を用いた指標です。
短期平均線から長期平均線を引いた値をMACD、このMACDをある期間単純平均した値をMACDシグナルと呼びます。この4つの線から相場の動向を読むことができます。
EMAの2つの線では、短期線が長期線を下から上に抜ければゴールデンクロス、上から下に抜ければデッドクロスですが、MACDがMACDシグナルを下から上でゴールデンクロス、上から下でデッドクロスとなります。
MACDの長所は、このMACDでのゴールデンクロス、デッドクロスがEMAのそれより先に起きるので、先行指標となることです。MACDでゴーロデンクロスが起きたところで試し買い、EMAでも起きるとさらに確実さが増すので買い増しをするという使い方ができます。
また、MACDが0より上ではブル相場を表すわけですが、右肩上がりならばトレンドが加速と読めるのでそのままポジションをキープ、右肩下がりに変化したならばベア相場への転換に注意し、デッドクロスが起きた時は手仕舞うことがセオリーとなります。
MACDは以上のように先行指標となり、またFX入門者や初心者やでもわかりやすいので、最初からテクニカル指標の一つとして追加するようにしましょう。
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