FX初心者向け入門・始め方と口座比較

レンジ相場/ボックス相場/もみ合い相場

英語ではSideways Market(サイドウェイマーケット)と呼ばれる、いわゆる和製英語です。レンジ相場は、英語のrange(レンジ)という範囲とmarket(マーケット)という市場を意味する二つの言葉の造語だと考えられます。直訳すると“ある範囲におさまる市場”というのでしょうか。日本ではボックス相場やもみ合い相場とも呼ばれます。

 

トレンド相場とトレンド相場の間によく現れる、サポートラインレジスタンスラインが形成する平行線の中を変動する相場を指します。強力なサポートラインとレジスタンスラインが形成されたため、それを抜くことができず、その間の行ったり来たりを繰り返すわけです。

 

トレンドラインだけでは方向性がわかりづらいため、ボリンジャーバンドRSIなどオシレーター系の指標を併用することが必要とされています。

 

レンジの上限あたりで売り、下限あたりで買うことを繰り返すと、コツコツと資金を貯められることもあります外為オンラインのようにこの仕組みを利用したシステムトレードを提供している会社もあります。2021年はレンジ相場が続いているので、この外為オンラインのシストレで小さいけれども着実に利益が出せています。

 

しかし、言葉で説明すると簡単なようですが、実はレンジ相場は難しいのです。プロでも利益を出すのは困難と言われています。2021年はレンジ相場が続いていたので、昨年とは異なり利益を上げられていないという声をよく耳にします。FXにおいては、プロが好むのはトレンド相場なのです。一度トレンドができるとどんどんそちらの方向に進むので、チャートを見ると高値や安値のようでもさらに上乗せをして大きく儲けるのです。

 

レンジ相場はトレンド相場とトレンド相場の間に現れている現象です。一度上下どちらかのラインをブレイクしてトレンド相場に移行すると、相場が大きく動き、一気に貯金がなくなり大きな損失に繋がることが多いのです。いわゆるコツコツドカンというやつです。

 

 

FX入門者や初心者の方は、レンジ相場でポジションを持つときは油断せずに、逆指値注文は必ず入れることを習慣づけるようにしましょう。または、休むも相場と割り切りましょう。

 

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