逆指値注文/ストップロスオーダー
英語ではstop-loss order(ストップ・ロス・オーダー)で、そのまま日本語としても使用されています。予想に反して相場が暴落したときに備え、損失を限定するためにポジションを持った際に入れる注文のことです。
ボックス相場だし、まあ動かないからいいかとこれを入れないでおくと、要人発言や地政学リスクなどで相場が急変すると、大きな損失につながります。特にポジションが大きい場合は大変なことになります。そのため、予想と反対の方向に相場が大きく動いたしたときに備え、ある一定の価格になった際にポジションをクローズする注文を指します。損失を限定することを目的としています。
例えば上図のように、買いポジションを持った際に、予想に反して相場が下がった際に指定したレートに達すると発動されます。ただし、相場が大きく変動する際にはスリップページが発生するため、指定したレートで決済されるとは限りません。そのため実際のスリップページは重要と今井先生が指摘されているわけです。
FX入門者や初心者の方は、必ずポジションを持った際には同時に逆指値注文を入れるというアクションを習慣づけましょう。OCO注文を基本にするのも良いかもしれません。
これも、「今井雅人によるFX初心者のための入門・始め方と口座比較」のうちで最も重要な公式のひとつです。
また、どこに逆指値注文を置くのかが重要です。近年はアルゴ取引による短期筋の仕掛けやだましなどがよく起きるので、チャートなどの節目のそばの大量に注文が置かれている場合には、その注文が刈り取られてしまうのです。そして、翌朝には元に戻っているということも珍しくありません。元プロディーラはそのため、節目から100pips以上離したところに逆指値を置くことが多いのです。こうした仕掛けにも刈られないためであり、ここで収益に大きな差がついてきます。
入門者や初心者の方は、必ず逆指値注文は離しておくという習慣を身に着けましょう!
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