ITリテラシー
英語ではIT literacy(アイティー・リテラシー)です。読解力を表すリテラシーと ITが組み合わさった造語です。パソコンやスマホ、通信などITに関連する事柄を理解し、さらに操作できる能力のことを指します。
欧米ではタイプライターが戦前から普及しており、シニア世代でさえキーボードに子供の頃から慣れ親しんでいたため、両手でパソコンを高速で操作することができます。
それに対し、日本では中高年では一文字ずつ文字を打つ、パワポなどは部下や秘書に任せるため使えないなど、年齢間格差が大きくなっています。アメリカではレンタルビデオ店のブロックバスターの最後の店舗が7月にクローズされましたが、日本ではネットフリックスやHuluを使わずにレンタルビデオ店に通う人がまだ沢山存在します。しかし、最初からネットフリックスを組み込んだテレビなども発売され、蔦屋のレンタルビデオ点が次々に閉店しているのは残念ですね、昔の名画はネトフリでは見られないので。
話がそれましたが、それだけ年齢間だけでなく日米間のITリテラシーの格差も大きいということです。
現在はGoogleなど検索エンジンで検索し、さらにそこから正しい情報を見分けることが正確な情報を得るための一番の近道です。スマホでもパソコンでもまず使いこなせないと話になりません。しかし、65歳を過ぎて定年を迎えてから覚えようとしても簡単に覚えられるものでもありません。
日本のWeb業界はこうしたITリテラシーの低いシニア層を軽んじるのではなく、彼等にも操作できるアメリカ以上にユーザビリティ〜の高いサービスを提供するミッションがあると個人的には感じています。らくらくホンを開発した富士通さんが良いお手本ですね。
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